小室哲哉の転落人生
2009年 05月 11日
5億円の詐欺罪に問われた小室哲哉被告に、懲役3年、執行猶予5年の判決が言い渡されました。
実刑は確実といわれていましたが、「弁済して反省しており、ただちに刑務所に送り込むことに社会的意義を見いだせない」との理由から、執行猶予つきの判決になったもよう。
遅延損害金を含む約6億5000万円を、小室に代わって被害者に全額弁済したエイベックスの松浦社長に、小室は一生頭が上がらないのは確実。今後はエイベックスに滅私奉公して曲を作り続ける生活をするのでしょう。
しかし小室哲哉は今後、ヒット曲を生み出せるのか?
心身ともに疲れ果てた小室の顔を見る限り、なんか無理っぽい・・・。
それでなくても、小室の作るテクノ系音楽は、いまどき流行りませんし・・・・・・・・・。
(個人的には、小室サウンドは嫌いではないんですけどね☆)
今回判決が出たことで、「小室哲哉騒動」はとりあえずの決着がついたわけですが、
それにしても一連の出来事は、現実とは思えないほどドラマティックでした。
日本の音楽史上最も稼いだ音楽プロデューサーが、借金まみれになって詐欺罪で逮捕。
まるで漫画や、小説の世界です。
小室哲哉の絶頂期は96年ごろ。高額納税者番付は全国4位で、推定所得20億円。
続く97年も、高額納税者番付全国4位で推定所得は25億円。
その後も様々な音楽ビジネスに手を伸ばし、資産は軽く100億円を超えていたとか。
ロサンゼルスに行くにも、渡航費は片道だけで2000万円かけ、ファーストクラスを全席
貸し切り。レストランも、他の客がいると嫌だからと、すべて貸し切りに。
他にも、都内の高級ホテルでスイートルームのあるフロアをすべて借り切ったり、
滞在するホテルの部屋を自宅と同じように変えたりと、やりたい放題。
ロサンゼルスの3億円の豪邸をクレジットカードで買ったり、他にもマリブやハワイやバリ
にもスタジオ付きの豪華な別荘を購入。
車好きであることも有名で、1億円以上するベンツやフェラーリを30台以上所有。
他にもクルーザも所有してました。
しかも曲が売れるとアーティストに高級外車をポンとプレゼント。TRFのメンバー全員に、
クリスマスプレゼントとして1000万円を渡したエピソードはあまりにも有名です。
しかし、奢れる者も久しからずの言葉通りに、小室の人生にも暗雲が。
きっかけは、香港で始めた音楽ビジネスの失敗でした。一説にはこの事業の失敗で
70億円以上の損失を抱えたとか。その後の経緯は不明ですが、あれよあれよと坂道を
転げ落ち、気がつくと20億円もの借金を抱えることに。
しかし一度麻痺した金銭感覚は元には戻らず、借金抱えているにもかかわらず、
280万円もする家賃のマンションに住み、月々の生活費は1200万円。しかも
そのすべては借金でまかなっていたというからさらに驚きです。
妻のケーコはかなりのショッピング好きだったという噂ですから、もしかしたら小室は
妻に金銭的な苦労をかけたくないという思いで借金を重ね、さらに詐欺にも手を染めた
のかもしれません。
ていうか、小室哲哉の転落の原因は、「女の趣味の悪さ」にある
ような気がして仕方ありません!
どちらにしても、10円でも安い大根を求めて隣町のスーパーまで必死にチャリを漕い
でいる世間の奥様たちには想像もつかない異常な金銭感覚。つくづく、「お金で幸せは
買えないんだな~」と実感します。
今後は一切の贅沢とは無縁の貧乏生活を余儀なくされる小室哲哉。
極貧な環境下でどんな曲が生まれてくるのか、とても気になります。
★<小室哲哉被告>「実刑と思っていた」…裁判長に諭され涙
■公私共に絶好調な頃の小室哲哉と朋ちゃん
by taka_m1
| 2009-05-11 15:14